腸内細菌の働き!便秘の原因と腸内細菌のバランスについて

ぬか漬け

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りん子ちゃん

今日は、朝から便がでたわー!
これも、乳酸菌をとっているおかげね!

便天ちゃん

良かったわね!りん子ちゃん(*^^*)
乳酸菌と便秘は、とっても関係が深いから、しっかり勉強するのよ!

乳酸菌と便秘の関係!もっと教えて便天ちゃん

腸内細菌における菌の割合

ポイント
善玉菌2:悪玉菌1:日和見菌7
善玉菌にはビフィズス菌が一般的
大腸菌にはウェルシュ菌・ブドウ球菌が一般的
日和見菌とは、腸内環境によって、善玉菌・悪玉菌のどちらかに味方する菌群


あらゆる病気の発生源は大腸菌なのよ!

ぬか漬け

腸内細菌の数

ポイント
最近の研究では、腸内細菌は1000種・1000兆個におよぶことが、わかってきたのよ!(腸内細菌学者の見解による)


人間の大腸内には、500~1000種類の腸内細菌が常在しているわ。
総量は600~1000兆個もあって、重さは1kgにもなるのよ!

ヨーグルトとミント

善玉菌の働き

ポイント
善玉菌は腸内で、食べ物を発酵させて、栄養を消化吸収するの!

発酵によって、酢酸さくさん酪酸らくさん、プロピオン酸などの短鎖脂肪酸たんさしぼうさんができるわ。
短鎖脂肪酸たんさしぼうさんは、大腸の粘膜の栄養となり、大腸の機能を改善、全身の臓器の粘膜上皮細胞ねんまくじょうひさいぼうの形成と増殖を促し、粘液を分泌
エネルギーの活性化、小腸の免疫強化、カルシウム吸収促進、コレステロール低下、抗癌こうがん効果などの作用があるわ。

善玉菌はビタミンを生成

ポイント
発酵はおもに炭水化物が材料となるの。
反対に腐敗はおもにタンパク質がもと。
善玉菌も食べ物のカスを分解するが、乳酸や酢酸や酪酸など体に役立つものをつくる=これが発酵
善玉菌は、食物繊維やオリゴ糖を餌とするのよ。

善玉菌が増えると、このような効果があり↓

  • 免疫力アップ
  • 整腸作用のほかに、発癌リスクの低減
  • ピロリ菌の抑制
  • 脂質異常状症ししついじょうしょうや高血圧の数値を下げる
  • 腸のぜん動運動がアップ
  • 消化吸収を助ける
  • カルシウムの吸収促進
  • ビタミンKの合成
  • 病原菌の繁殖を抑える
  • 寿命が短いので、乳酸菌は、毎日摂り続けるのが大切よ!

キムチ

大腸菌の役割

ポイント
大腸菌が、人間の体で悪さをすると、倦怠感、頭痛、肌荒れ、吐き気などを引き起こすから、
ついつい、悪者にされがちな大腸菌だけど、ちゃんと人間にとってメリットがあるの。
実は、強い外敵菌をやっつけるという役割があるの。
(自分の体内にいる大腸菌は普通は悪さをすることはない。他の大腸菌が、口から入ったりすると、体に害を及ぼす。)
注意
悪玉菌は食べ物のカスを分解してアンモニアや硫化水素りゅうかすいそなどの有害物質を作るこれが腐敗することによって、増殖するわ。
悪玉菌は脂質を好むので、肉類やスナック菓子ばかりだと悪玉菌が活性化するから気をつけてね!

チーズとドライイチジク

悪玉菌を増やしてしまう生活習慣

注意
ストレスや寝不足などでも悪玉菌が増える
悪玉菌を増やす食べ物:スイーツ、深酒、喫煙、朝食抜き、寝る前の飲食
不定期に行う激しい運動もよくないわよ。

悪玉菌が増える要因はこちら↓

  • 偏った食事
  • ストレス
  • 疲労
  • 運動不足
  • 抗生物質
  • 動物性蛋白質たんぱくしつは、悪玉菌の栄養源となる
  • 便秘=腸内環境のバランスの崩れといっても、過言ではないわ。

ヨーグルトとオリーブオイル

プロバイオティクスとは

ポイント
プロバイオティクスとは、人体に良い影響を与える生きた微生物そのもの・もしくは、微生物を含む製品・食品のこと

プロバイオティクスの代表格は、乳酸菌
プロバイオティクスの効果は、整腸作用・発癌リスクの軽減・アレルギー発症を抑える


プロバイオティクスとプレバイオティクスと同時に取ると、さらに腸内環境を整える効果は倍増
※プレバイオティクスについては、下で説明。

ウンチイラスト

プレバイオティクスとは

ポイント
プロバイオティクスが微生物を指すのに対して、プレバイオティクスは、はじめから生きた菌ではなくて、腸に入ると善玉菌のエサになり、善玉菌の繁殖に効果のある食品成分のことを言うの。
オリゴ糖、海藻、生野菜などに含まれる食物繊維がこれにあたるわ。
効果としては、善玉菌のエサとなり、腸内フローラ(腸内環境)をよくするのよ!

生きたまま腸に届かなくても良いという意見

ポイント
よく「生きたまま腸に届く!」なんて言葉を耳にしたことがあると思うわ。
生きたまま腸に届かないと、善玉菌は、胃酸でやられてしまうとか、善玉菌が生きたまま腸に届いたとしても、腸内で生きて増えることはないという意見もあるわ。

でも、体内で死んでしまった乳酸菌でも、乳酸菌の菌体成分が、腸管免疫を刺激することで、善玉菌と悪玉菌のバランスが整うことも知られているの。
生きていようが死んでいようが関係ない、できるだけおおくの乳酸菌を取ることが大事なのよ。

つまり、死んだ乳酸菌でもいいの。
善玉菌のエサになったり、便のかさ増しをして腸を刺激して、働きを活発にする

がんと悪玉菌について

ポイント
がん患者の場合の便は、悪玉菌が30%以上にも増えていて、善玉菌は限りなくに近くなっているのよ。

だから、癌予防のためにも、日頃からしっかり乳酸菌をとっておいてね

そうすれば、癌予防になるとされているわ!