ストレスが便秘の原因に！自律神経のバランスを崩すイライラ要注意！

ストレスを感じると、交感神経優位こうかんしんけいゆういの状態が続いてしまうの。
残念ながら、交感神経こうかんしんけいが優位の状態は腸の蠕動（ぜんどう）運動が低下してしまっている状態なのよ。
だから便秘になってしまうというわけ。
また、交感神経が優位だと血流も悪くなるので、なおさら代謝も下がって、便秘に良くないわね。

人間は寝ている時に、モチリンというホルモンが分泌されて、消化管（胃腸など）をキレイにそうじしてくれているの。
ところが、ストレスが強いと、このモチリンの分泌を弱めてしまうのよ。

つまり、ストレスはホルモンバランスを崩して便秘になりやすくなるわね。

なんと便秘の種類に、ストレス性便秘というものがあるの。
これはストレスによって交感神経こうかんしんけいが高まると、過度に緊張して
ぜん動運動は変調し、けいれんも起こすので、痙攣性便秘けいれんせいべんぴともいうのよ。
ストレスや過労のためにぜん動運動が強くなりすぎて
便をスムーズに送ることができない、つまり便秘になるというわけ。
特徴はコロコロ便で腹痛を伴うことが多く、
下痢の場合もあるわ。

とにかく、ストレスは腸にとっても関係が深いの
昔から、「腹が立つ」「腸（はらわた）が煮えくり返る」「ご立腹」なんていうでしょ？
それほど、密接な関係があるの。

これは、脳腸相関のうちょうそうかんとも呼ばれているわ。

つまり、ストレスがあると骨盤内臓神経こつばんないぞうしんけいが障害を受けて、便秘になったり下痢になったりするのよ。

イライラだけじゃなく恐れ、悲しみ、不安などの負の感情も便秘の原因となるから注意してね。
あまり、深く考え過ぎないことが重要よ。

とくに、便秘傾向の人は、クヨクヨしがちという人に多いわね。